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中国輸入で主要な3種類の貿易条件とは【FOBやC&F、CIFについて解説!】

現在では多くの企業や国が中国からの輸入を行い、ビジネスをしています。中国輸入を行う際の貿易条件を知ることで、より効率的にビジネスを行うことができます。

今回は中国輸入でよくあるFOBやC&F、CIFなどの貿易条件について解説していきます。

中国輸入ビジネスのインコタームズとは

輸入を行う際には、中国だけでなくさまざまな貿易条件があります。取引を行う国によって商習慣は異なるので、日本の商習慣だけを基準にして貿易をするとトラブルが起きたり予期せぬリスクを抱えたりする可能性が高くなります。

インコタームズ2020では、11個の規則が作成されています。

  • EXW (Ex Works, 工場出荷条件)

  • FCA (Free Carrier, 運送渡し条件)

  • CPT (Carriage Paid To, 運賃支払済み条件)

  • CIP (Carriage and Insurance Paid To, 運賃・保険料支払済み条件)

  • DAP (Delivered at Place, 現地到着条件)

  • DPU (Delivered at Place Unloaded, 現地到着・荷卸し済み条件)

  • DDP (Delivered Duty Paid, 関税・消費税完済条件)

  • FAS (Free Alongside Ship, 船側渡し条件)

  • FOB (Free On Board, 船上渡し条件)

  • CFR (Cost and Freight, 費用・運賃込み条件)

  • CIF (Cost, Insurance and Freight, 費用・保険料・運賃込み条件)

中国輸入で主要な貿易条件はFOB、C&F、CIFの3つ

中国輸入では、以下の3種類の貿易条件がよく使われます。

  • FOB

  • C&F

  • CIF

中国輸入のFOBとは

中国輸入におけるFOB (Free On Board)は、「船上渡し条件」を意味します。売り手は商品を船に積み込み、その際に発生する費用は売り手が負担します。商品が船に積み込まれた時点で輸送費用とリスクは買い手に移ります。

FOBのメリットは以下の3つです。

  • 配送ルートに柔軟性を持たせることができる

  • 輸送コストを削減できる

  • 責任の範囲が分かりやすい

中国輸入のC&Fとは

中国輸入におけるC&F (Cost, Insurance and Freight)は、「費用・保険料・運賃込み条件」を意味します。売り手は輸送費用と保険料の負担を行います。商品が船に積み込まれる時点で輸送費用とリスクは買い手に移ります。

C&Fのメリットは以下の3つです。

  • 輸送費用と保険料を抑えられる

  • 輸送手配がシンプルになっている

  • 輸送コストを削減できる

中国輸入のCIFとは

中国輸入におけるCIF (Cost, Insurance and Freight)は「費用・保険料・運賃込み条件」を意味します。売り手は商品の輸送費用と保険料の負担を行います。ですので、書いては商品の価格以外の費用やリスクを最小限に抑えることができます。

CIFのメリットは以下の3つです。

  • コストを抑えることができる

  • コストの予測がしやすい

EXW (Ex Works, 工場出荷条件)

EXW(Ex Works)は「工場出荷条件」を意味しています。売り手の工場や施設、倉庫から商品を受け取り、買い手が輸送にかかる費用とリスクを負担します。

FCA (Free Carrier, 運送渡し条件)

FCA (Free Carrier)は「運送渡し条件」を意味しています。売り手の指定した場所で書いては商品の受け取りや輸送の手配を行います。そして、商品を受け取った時点で輸送費用とリスクの負担は買い手に移ります。

CPT (Carriage Paid To, 運賃支払済み条件)

CPT (Carriage Paid To)は「運賃支払済み条件」を意味しています。売り手は指定の目的地まで商品を運び、輸送費用を負担します。商品の輸送が開始する時点で輸送費用とリスクは買い手に移ります。

CIP (Carriage and Insurance Paid To, 運賃・保険料支払済み条件)

CIPは (Carriage and Insurance Paid To)は「運賃・保険料支払済み条件」を意味します。CPTと同じく売り手は商品を目的地まで運び、輸送費用を負担します。それに加えて、売り手は輸送保険の提供も行います。

DAP (Delivered at Place, 現地到着条件)

DAP (Delivered at Place)は「現地到着条件」を意味します。売り手は商品を指定の場所まで運び、その後買い手に渡します。輸送費用とリスクは渡した時点で買い手に移ります。

DPU (Delivered at Place Unloaded, 現地到着・荷卸し済み条件)

DPU (Delivered at Place Unloaded)は「現地到着・荷卸し済み条件」を意味します。売り手は商品を指定の場所まで運び、荷卸しまで行います。この時点で輸送費用とリスクが買い手に移ります。

DDP (Delivered Duty Paid, 関税・消費税完済条件)

DDP (Delivered Duty Paid)は「関税・消費税完済条件」を意味します。売り手は商品を指定の場所まで届けて消費税や関税などの全ての費用の負担を行います。届けた時点でリスクは買い手に移ります。

FAS (Free Alongside Ship, 船側渡し条件)

FAS (Free Alongside Ship)は「船側渡し条件」を意味します。売り手は船舶のてなりに商品を供給する。船積み時点から買い手の輸送費用とリスクの負担になります。

FOB (Free On Board, 船上渡し条件)

FOB (Free On Board)は「船上渡し条件」を意味します。売り手は商品を船舶に積み込んで買い手に渡します。書いては船に積む費用とリスクの負担を行います。

CFR (Cost and Freight, 費用・運賃込み条件)

CFR (Cost and Freight)は「費用・運賃込み条件」を意味します。売り手は商品を船舶に積み込んで輸送費用の負担を行います。船に商品が積まれた時点でリスクが買い手に移ります。

CIF (Cost, Insurance and Freight, 費用・保険料・運賃込み条件)

CIF (Cost, Insurance and Freight)は「費用・保険料・運賃込み条件」を意味します。CFRと同じく、売り手が商品を船舶に詰め込んで輸送費用の負担を行います。加えて、売り手は輸送保険の提供も行います。

中国輸入の貿易条件について理解をしよう

今回は、中国輸入を行う際によく使われる貿易条件とその特徴について解説しました。中国輸入では、FOBやC&F、CIFなどがよく使われます。主要な貿易条件の特徴を抑えることで実際にかかるコストの計算がしやすくなったり、トラブルに備えたりすることができます。ぜひ自社に合ったものを選んでみてください。