中国のネットショッピングでは毎年11月11日に独身の日として大規模なセールが開催されています。
『中国で行われているから日本から仕入れをしている自分たちは関係ないのでは?』
『セールが行われているならもしかしたらいつもより安く仕入れができる?』
このようなことを考えている事業者の方も多いかと思います。
今回は、中国の独身の日についてと中国輸入事業者の方が独身の日前後にしておくべきことについて解説します。
こちらの記事では中国輸入の仕入れサイトについて紹介しており、独身の日にセールをしている仕入れサイトが多いのでぜひご覧ください!
中国で11月11日は何の日?
中国では毎年11月11日は独身の日とされており、中国のECサイトでは大規模なセールが毎年開催されています。
数字の1が並んでいることから独りであることを連想し、1が4つ並んでいる11月11日が独身の日と呼ばれるようになりました。
この独身の日にアリババグループがセールやキャンペーンを実施するようになり、今日の独身の日のイベントが行われるようになりました。
また、ネットショッピングにおける独身の日の流通取引総額は23兆円と言われています。
タオバオやアリババでも独身の日にセールやキャンペーンが実施されています。
独身の日のセール期間
独身の日自体は11月11日ですが、独身の日のセール期間は毎年10月の下旬から11月の中旬までで数週間開催されており、前倒しされている傾向にあります。
中国輸入事業者が独身の日前後にしておくべきこと
中国輸入事業者が独身の日前後にしておくべきことや注意すべきことについて解説します。
-
独身の日のセールをあてにしない
-
在庫を積みたい商品は事前に発注する
それぞれ解説していきます。
独身の日のセールをあてにしない
セールが行われる独身の日に一気に仕入れをしようと思う事業者の方もいるかと思いますが、独身の日をあてにしないようにしましょう。
前述の通り、独身の日では兆円単位の金額が流通します。
そのため、自分たちが仕入れをしたい商品が他の人に購入されて在庫切れになっている場合があります。
独身の日をあてにしていると目当ての商品が仕入れできなかった時の影響が大きくなります。
なので独身の日では安く仕入れをするのではなく通常通りに仕入れから配送をできる体制を作るように心がけましょう。
タオバオや中国輸入で在庫切れを防ぐ方法や対処方法について知りたい方は以下の記事をご覧ください!
タオバオで商品が在庫切れになった時の対処方法と在庫切れを防ぐ方法を解説!
在庫を積みたい商品は事前に発注する
独身の日は毎年数週間開催され、とてつもない量の商品が配送されます。
そのため、独身の日セールの開催中や終了後だと商品の在庫切れや交通状況の混雑による配送遅延が発生する場合があります。
売れ筋の商品が分かっている場合や、在庫を積んでしまいたい場合は独身の日が始まる10月の中旬から動くことで独身の日の影響を減らすことができます。
中国輸入では大型連休にも気をつけろ
中国輸入ではセール期間だけでなく、大型連休時も気をつける必要があります。
特に中国では旧正月の春節が毎年1週間ほどあり、その期間は商品の発注や配送が遅れる傾向にあります。
事前に対処できることは対応策を用意しておきましょう。
中国輸入の春節の対処方法についてはこちらの記事で解説しています。
タオバオの春節(旧正月)と春節終了後の商品配送や顧客対応について!
まとめ
今回は中国における11月11日、独身の日について解説しました。
中国のイベントや風習を知ることで仕入れや商品配送への影響が分かるようになり、事前の打ち手を考えられるようになります。
事前に対策を練っておくことでエンドユーザーへの影響を最小限に抑え自社のブランドを棄損せずにすみます。
『どのような打ち手をすればいいか分からない』
『商品が発送されるまでの期間が長い気がする』
『売り上げはあるけど思ったより仕入れに費用がかかっていて利益が出ていない』
このような悩みをお持ちの中国仕入れ事業者の方はぜひCrossStockにご相談ください。