【中国輸入の注意点】中国仕入れの禁止・規制商品とは?中国輸入で失敗しない方法
中国輸入ビジネスを行う上でどんな商品でも輸入をしていいわけではありません。輸入をする上で禁止されていたり、規制されていたりする商品があります。
今回は、中国輸入に限らず輸入ビジネスを行う上で禁止や規制されている商品や両者の違いについて解説します。
中国輸入において禁止と規制は違う
中国輸入において、禁止と規制されている商品は異なります。中国輸入に限らず海外から輸入をしてビジネスをする上で両者の違いは絶対に知らなければなりません。
中国輸入で禁止されている商品:法律や国際的な規定により輸入ができない商品
中国輸入で規制されている商品:条件や手続きをすると輸入ができる商品
安全性や社会的な影響から輸入商品の禁止や規制があります。禁止されている商品を輸入してしまった場合、商品が没収されたり違反に対する罰金が科せられることがあります。
日本への輸入で禁止されているものとは
日本では、中国からの輸入に限らずどの国からの輸入でも禁止されているものがあります。日本では関税法第69条の11により以下のものの輸入が禁止されています。
1.麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚醒剤、あへん吸煙具
2.指定薬物(医療等の用途に供するために輸入するものを除く。)
3.けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品
4.爆発物
5.火薬類
6.化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律第2条第3項に規定する特定物質
7.感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第20項に規定する一種病原体等及び同条第21項に規定する二種病原体等
8.貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手又は有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード(生カードを含む)
9.公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品
10.児童ポルノ
11.特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品
12.不正競争防止法第2条第1項第1号から第3号まで又は第10号から第12号までに掲げる行為を組成する物品
引用:https://www.customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm
上記のものはいかなる場合でも輸入が禁止されています。
日本への輸入で規制されているものとは
禁止はされていないが輸入が規制されているものがあります。申請を行い、承認をされることで輸入の許可をもらうことができます。
日本では、食品衛生法や電気用品安全法などによって輸入が規制されている商品があります。
また、ブランドのコピー商品や模倣品なども輸入できません。
中国輸入で禁止や規制されている商品を理解しよう
今回は中国輸入ビジネスを行う上で輸入が禁止されていたり規制されていたりする商品について解説しました。どの商品の輸入が禁止か規制か把握することで輸入ビジネスを行うことができます。しっかり把握をしてから輸入ビジネスを行いましょう。